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私たちがお風呂に入るのは、体を清潔にするため(93.6%)だけでなく、温かいお湯にゆっくり浸ることで、疲れを癒す(67.4%)、体が温まる(54.9%)、リラックスできる(48.1%)、など様々なお風呂の効用を求めているためです。また、半身浴や季節湯など、お風呂の楽しみ方も季節によっても多岐にわたっています。INAXでは、11月26日の『いい風呂の日』を前に、全国の20〜59歳の既婚者1,648人を対象に『日本人の入浴に関する調査2009』を実施しました。
昨年の秋以降、世界の経済情勢が一変し、景気回復の兆しがなかなか見えない中、本調査でも、日常生活に不況の影響が現れ始めていることが窺えました。半数の人が、「省エネ・節水に気を配るようになった」「買い物をするとき価格をしっかりチェック」「外食が減った」「衝動買いをしなくなった」といった生活意識や行動の変化をあげており、生活者の“節約指向"を裏付ける結果が出ています。
さて、お風呂好きといわれる日本人ですが、日常のひとこまである「お風呂」にも不況の影響を受けて何らかの変化が生じているのでしょうか?リーマンショック前の昨年8月に実施した「日本人の入浴に関する調査」との比較を通して探ってみました。

◎入浴の基本スタイルに変化はないが、節約指向は入浴にも・・・
昨年実施した同様の調査との比較では、お風呂に入る頻度や入り方については大きな変化は見られませんでした。「体を清潔にする」ためにはお風呂に入ることは当たり前と考える人が一般的のようです。その一方で、回答者の43.7%が「水や電気・ガスの使用量を気にするようになった」、35.0%が「シャワーやお湯を流しっぱなしにしなくなった」、29.5%が「残り湯を再利用するようになった」など、水や電気・ガスの使いすぎや無駄遣いに気をつけるようになったことを“昨年とは変わったこと"としてあげており、「節約」が生活の中に浸透しつつあることが窺えます。また、理想のお風呂についても、昨年同様「足を伸ばしてゆったり入れる浴槽」が6割と最も多かったものの、3割が「水道代・光熱費が抑えられる」ことを条件にあげており、「節約」が生活者の大きな関心事になっていることも推察できました。
『お風呂』は、家の中でも多くの水や電気、ガスを消費する場所のひとつ。家計の無駄遣いを見直し、節約を実践するのにうってつけの場所であるため、生活者の意識の変化が現れやすいようです。ともあれ、不況だから節約はするが、入浴の基本スタイルは変えない・・・やはり日本人はお風呂好き、と言えるようです。
◎強まる家庭回帰志向!? 子供と一緒に入るパパや、夫婦で一緒に入る人が増加
不況の影響によって「夫の在宅時間が長くなった」「家族で過ごす時間が増えた」などの日常の変化があったと答えた人が約2割いました。そのためか、前回調査と比べて、子供と一緒にお風呂に入るお父さんが平日で3.0ポイント、休日は3.8ポイント増加しています。また、夫婦でお風呂を楽しむ人も前回調査より増え、休日では2割に及ぶなど、家庭回帰の傾向がより強く感じられる結果となりました。
ちなみに、子供とのお風呂を楽しんでいる人達(n=294)は、おしゃべり(72.1%)、おもちゃで遊ぶ(68.4%)、一緒に歌を歌う(44.9%)、洗面器やタオルなどで遊ぶ(39.1%)、手遊びをする(27.6%)などをしているようです。
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