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栗田宏一 展
― 土のじかん ―

会期 : 2002年3月1日(金)〜27日(水)
休廊日 : 日祝日



会場写真

栗田宏一 (くりたこういち) さんは、これまでにパフォーマンスや立体作品の発表をおこなってきましたが、今展では御自身が日本全国から採取した「土」一万種の中から、選んだ数百種をご覧いただきます。

これらの土は、栗田さんが各地で一握りずつ採取したものを、丁寧にゆっくりと乾かしていって、粒子の大きさ順に分類しただけのものなのです。 しかし茶色、白、グレイはもとより、何十種もの赤からピンク色、紫の濃淡、グリーンから群青色と、あらゆる色が抽出されていて、色のなまえをすべて動員しても名づけることがかなわないほどです。 すべてのいろあいで、グラデーションとなった無限の連環が見られます。

一万種が全く違う色彩をしているという事実からは、世界中のいずこの一掬も異なる色の土であることが伺えます。 栗田さんが土中から取出した土は、私達が「自然」とよびならわしている、自分の足元の少しだけ下には、見果てぬ壮大な虹があること、荘厳なせかいがあることを示しています。

会場写真

■ アーティスト・トーク ■

スライドを見ながら制作のことなど
作家ご自身に語っていただきます

初日3月1日(金) 18時〜19時
ギャラリーカフェ(会場同フロア)にて
入場無料、先着20名 (予約不要)
(終了しています)




KOICHI KURITA 作家略歴

1962 山梨県生まれ。
1985舞踏パフォーマンスによる表現活動を始める。
1986年よりアジア、中南米、アフリカなど非西欧諸国を旅しながら、足もとの土や小石を手がかりにありのままの自然の美しさを提示する作業を続けている。
1996年より日本列島の土の色合いの多様性に着目し、列島全域での土採集を始める。数百種類の土をマンダラ状に並べるインスタレーションを各地で発表している。

個展
1991
ギャラリートモス ('93,96,99) (東京)v 1997
法然院 (京都)
1999
ギャラリー雅生堂 (京都)
2000
ギャラリーイノセント (山梨)
2001
INAX世界のタイル博物館 (愛知)

出展
2000
「子供のための美術展」広島市現代美術館 (広島)
2001
秘土巡礼展 」INAXギャラリー (大阪、名古屋、東京)

soil library
soil library
作品「soil library」




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2002年
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